COLIMBO オーバーランドキャンペーントラウザー「OVERLAND CAMPAIGN 43khaki TROUSERS」 [ZA-0217]

「OVERLAND CAMPAIGN TROUSERS」


一般的には「43タイプカーキチノ」
などと呼称される米陸軍を中心に
支給されたコットントラウザース。

41カーキ、43カーキ、45カーキと
分類される中でも最も
数が少ないのが43カーキと
言われています。

先代の41タイプと比較して、
程々の分量としたワタリと
ベークボタン、WW2末期には
ガスフラップと呼ばれる袋状前立てなど、
より実戦に即したディテールが
盛り込まれた一本になります。


フロントはボタンフライの仕様。
またガスフラップの付くモデルは
ＷＷIIの中でも一番激戦と
言われる1942-1943年に
支給されたモノが多く、
極めて数が少ない逸品でもあります。

右側フロントには
43カーキタイプまで見られる
両玉縁のコインポケットが付属。
45カーキからは片玉縁に変わります。
両側サイドシームに
沿ってポケットが付き、
背面にも両玉縁ポケットが
二つ付きます。
こちらの背面ポケットも
45カーキからは片玉縁に変わります。
サイドの縫製は巻き縫いの
ダブルステッチの仕様。

縦横30/2番手を使用しており、
単糸よりも、
糸が締まり丈夫で光沢が、
かなりある素材です。
打込みも高密度に
織り込んでいますが、
硬くなり過ぎずほどよいハリコシです。

また、染め前のシルケット加工の
濃度を通常よりも強くしているので、
より光沢感があり、
上品な表情に仕上がっています。

ウェストポイント→ウェポン(West point)
由来：ニューヨーク州東南部、
米国陸軍士官学校のある場所の地名。
日本から戦後大量に輸出されていた
綾織物で米軍の軍服用織物の
規格にもとづく輸出織物で
あったためこの名称が一般
呼称となった。